2011/06/15

今日のおしごと


「今夜は皆既月食がみられるよ!!」
今日、何度この言葉を口にしたでしょうか。

生徒、先生、コーヒー屋のお客さん、クメール語の先生、大家さん、、、
「今夜、皆既月食だよ!ねぇねぇ、知ってる?」
「へぇぇ!皆既月食??見たい!何時??」
と、興味津々。
事前に作っておいた「皆既月食説明道具」を使って、
張り切って説明をします。

がしかし、、、
「月が地球の周りを1週するのに掛かる日数は、だいたい何日?」
「えーっと、、、忘れちゃった。」

あ、そこからか。。。と思いつつ、
原理がわかった時の「おぉ!」という顔を見るのが嬉しくて
こちらも一生懸命に説明をしてしまいます。

しかし、、、
「だいたい、夜中の2時から4時の間にみられるよ。」と言うと、
「うわぁ、見たいけど無理だ〜。」との答え。
「私はがんばって、写真を撮ろうと思うよ。」と言うと、
「うわぁ〜!見せてね!楽しみ!」と。
興味を持ってくれただけでも、効果ありです。

そして、本日の収穫は、、、

「私、見たいけど起きられないわ!!
 もし見えたら、その時に電話をちょうだい!」
と、ニャックルーソピー(理科も担当している国語の先生)が。

「え!?夜中の3時に電話をしてもいいの?」

「チャー!(うん!)
 あ!でも、もし見えなかったときは電話しないでね!!(笑)」

もちろんそこは、

「チャー!(はい!)わかりました!
 もし見えなかったら、みえないですよ〜と、電話して教えますね!(笑)」

ジョーク好きのカンボジア人、よく笑います。
皆既月食、ニャックルーにも見てもらいたいです。
夜中の3時に、電話ができますように。
そして、ニャックルーが電話にちゃんと出てくれますように。
(こっちの方が心配かな)

「身近なことから理科に興味を」との想いを込めて
「皆既月食の広報」が、今日のおしごとでした。




2011/06/12

変化



学生の頃、友人にすすめられて読んだ本、
「チーズはどこへ消えた?」Who moved my cheese? スペンサー・ジョンソン

その頃の私には、いまいちピンとこなかった、ベストセラー本。
10年経った今、そんな1冊を思い出しました。



「変化は起きる」
Change Happens
「変化を予期せよ」
Anticipate Change
「変化を探知せよ」
Monitor Change
「変化にすばやく適応せよ」
Adapt To Change Quickly
「変わろう」
Change
「変化を楽しもう!」
Enjoy Change!
「進んですばやく変わり、再びそれを楽しもう」
Be Ready To Change Quickly And Enjoy It Again & Again




来週で、カンボジアにきてちょうど1年になります。
来週、カウンターパートの理科主任が学校を辞めます。

「カウンターパート」とは、仕事上のパートナー、相棒の様な存在です。
多くの研修に参加し、前任のボランティアからも、様々なことを学んだはずの彼。


これまで一緒に働いてきた彼が学校を去ることは、残念でならないけれど、
今の私に必要なことは、「変化にすばやく適応」すること。
そして、「自分も変わる」こと。

うん、大丈夫です。




【この本の巻頭に書いてある言葉】

人生は、自由に何の邪魔ものもなく歩めるような
まっすぐで楽な廊下ではなく、
通る者にとっては迷路で
自分で道を見つけねばならず、
道に迷い、わけがわからなくなり、ときには
袋小路につきあたることもある。

しかし、信念があれば、
かならずや道は開ける。
思っていたような道ではないかもしれないが、
やがては良かったとわかる道が。

A.J.Cronin









2011/05/19

収穫


5月には、5連休と3連休があります。
そして連休前の出勤時は、少し気合いが必要です。
なぜならば、ゆる〜い空気が流れていることが多いから。
そうかもしれないと覚悟していけば、なんてことはないのです。

5連休前の5月12日、テスト。
職員室では、、、先生方がテストの評価をしています!
(おぉ!ちょっとびっくり!)
英語のテストをのぞいて見ると、
「良い先生とはどんな先生か、
 そしてどうしたらよい先生になれると思うか、
 英語で書きなさい。」
今度ゆっくり読ませてもらうことにしました。

そうこうしているうちに、何やら隣の事務室が騒がしい。
「おぉ!けいこ!いたのか!入りなさい!!」
美味しそうに焼けた鳥肉がどーんと!
「今からみんなで食べるぞ!!」
校長先生の差し入れです。
「おっと、飲み物買いにいかなきゃ!」
先生方、ルンルンのご様子。

事務室をそ〜っと抜けたしたところで、
ルックルーセタオ(セタオ先生)にばったり会いました。
50代後半、ベテランの先生です。

私が赴任した当初、
「理科の授業の時、一緒に教室に行ってもいいですか?」と聞くと、
「いやいや、今日は実験と関係ないから!」
「いやいや、私は教え方が良くないから!」
と、断られ続けてきました。
一度だけ、
「私はクメール語の勉強もしたいから!!」
と、強引についていったことがあるだけで、
なかなか一緒に仕事ができていません。

そんなセタオ先生も、宴会からこっそり抜け出して帰ろうとしていたご様子。
「やぁ、ニャックルー(先生)元気かい?」
と声を掛けてくれました。
「えぇ!ルックルーセタオ(セタオ先生)、元気です!」
と、いつものようにご挨拶。

何度目になるかわからないけど、ダメもとでまた挑戦!
「先生、私たくさん教材を作ったんです!
 時間がある時に理科室に来て、見てみてください。
 もしよかったら、先生の授業の時に使ってみて欲しいんです。」

今回の返事は、本当に意外でした。
「教材がたくさんあるのは、嬉しいな。
 じゃ、電話番号をおしえてちょうだい。
 授業があるとき、電話するから。」
と!!!


え!?


セタオ先生の電話番号、ゲット!!
大きな大きな収穫です。


お休みが明けて2日目の今朝、セタオ先生からの着信が!

初めて、一緒に授業ができました!

生徒も真剣


次回の約束も、しっかりできました!
ホクホクです!


そんな今日は、馴染みのコーヒー屋さんにて即席理科講座

意外な質問をたくさんもらって、あたふたする私。
「今度、クメール語を調べてきて答えるから!」
と、ここでも次回の約束を。


そして、明後日からまた3連休。
(休みすぎ?)
明日はどんな収穫があるかなぁと、楽しみです。



2011/05/07

新たな気持ちで


4月14日(木)午後1時12分、カンボジアは新年を迎えました。

お昼に新年を迎えるとは、なんとも不思議な感じ。
毎年、占い師が時間を決めるそうです。

シェムリアップでは、ステキな飾り物がみられました。
新年を迎える瞬間、ここでお願い事をするとのこと。
そして、お寺に集まって踊り踊り踊り。(もちろん、大音響で。)
お寺の裏に住む私は、賑やかなクメール正月の様子を感じながらも、
ひっそりと自宅で新年を迎えました。


そんなお正月から、もうすぐ1ヶ月。
書き初めはしていないけれど、、、
新たな気持ちで生活をしていきたいと思っています。


お正月の前に、プノンペンで理科の研修会。
同期隊員の奮闘ぶりが、励みになります。



学校では、教育実習に行っていた2年生が戻ってきて、1年生が教育実習に。
生徒の目線で説明ができる2年生、もう先生の顔になっていますね。


授業がない時間は、もっぱら図画工作隊員になっている私。
毎日小さな目標を立てて、こつこつと。


付属校の子供たちは今日も元気いっぱい!


そして、シェムリアップの夕日は今日も美しい。



明日も、新たな気持ちで。



(停電中の我が家。ステキなカフェから、久々の更新となりました。)





2011/03/22

道


新しい橋が出来てから、あまり通ることのなくなった近所の道を
学校帰りの夕方、久しぶりに通りました。

ちょっと待って!
という仕草に気づいて自転車を止めた私に駆け寄り

「家族は大丈夫か!?この前帰ったあいつは、生きてるのか!?」

トゥクトゥクドライバーのソクさんが必死な顔で私に聞いてきました。
任期を終え、先月日本に帰った協力隊員のことを
ずっとずっと心配していたそうです。
繋がることのない、カンボジアで使っていた携帯電話に
何度も何度も電話をしたそうです。

自転車で通り過ぎるのに、3分もかからないその道を
この日は1時間以上かかって通りました。

お米屋さん、チャーハン屋さん、バイクの修理屋さん、
トゥクトゥクの待ち場、自転車修理屋さん、
バイクタクシーの待ち場、バスのチケット屋さん、、、
いろんな人に、同じことを聞かれました。
何度も、何度も。

帰国した協力隊員や、私の家族の無事を聞いて
本当に本当に安心した表情をする彼ら。
そして、たくさんの方が亡くなられたことを悲しんでいるカンボジア人。

都会のシェムリアップにも、こんなにアットホームな空間があって
そこに住む人たちに、愛されていたんだなぁと、感じました。
そして、彼らにとっての日本は、
決して遠い異国ではないのだなぁと感じました。


日本のことを考えない日はないけれど
ここでやれることをやっていこうと思います。


明日は、60キロ離れた地方の小学校へ行ってきます。
ガタガタ道でお尻が痛くなるよ!とのことです。



アットホームなその道(朝6時)


我が家の前の道(乾期のいい状態!)


雨期にはこんな道も!(シェムリアップ)


プノンペンからウドンへの道(自転車にて)


途中で引き返したあの道(リベンジするぞ!)


私の好きな道(二本松・岳)



2011/03/12

地震


昨日、同僚の先生が
「TSUNAMIがきた!」と慌てて教えてくれました。
たくさんのカンボジア人から電話がかかってきて、
「あなたの家は?家族は?友人は?大丈夫??」
と、心配してくれています。

大きな被害の様子が、
カンボジアのテレビでも
次々と報道されています。

報道を見て、言葉を失いました。
本当に、苦しくなります。
カンボジアにいる私には、祈ることしかできません。
カンボジアから、祈っています。


2011/02/16

やるべきこと



ニャックルー(女性の先生)と一緒に、生徒の教育実習先訪問。
養成校からバイクで片道40分ほどのところにある小学校へ。


ある教育実習生が受け持つ3年生の授業を見て、
愕然としました。


教科書をひたすら黒板に書く実習生。


子供たちはノートにそれを写していき、
提出、チェックを受けて授業終了。



彼が卒業して、小学校の先生になるまで、あと数ヶ月。



「理科の授業に実験や実習を取り入れる。」

「実験による生徒中心の授業を実施し、
学習することの楽しさなどの理解を深める。」

これは、私の仕事の要請内容。
私がカンボジアでやるべきこと。


そして、目の前では先生の卵が教科書を写すという
今まで通りの理科の授業をしている。




ショックだけど、現実をちゃんとみて
やるべきこと、できることをやらなくちゃ。

そう思うまでにも、少し時間がかかってしまいます。




「理科は楽しい」
単純なことを、伝える方法




明日から、また始めよう。







3年生の教室掲示(左から)
算数、国語、社会、理科・・・

やれることは、たくさんある!




活気のある5年生の授業



学校裏の農場からネギのお裾分け