2011/08/05

なんちゃってにほんごきょうしつ




5月のある日、卒業を2ヶ月半後に控えた2年生の生徒から頼まれました。
「日本語を勉強したいから、教えてください。」と。

小学校の先生の給料は月40ドル〜50ドル。
副業をしなければ家族を養っていけません。
そして、語学力によって得られる収入も違います。

「じゃ、私にクメール語の正しい発音を教えてね。」
交換条件のもとで、即席にほんご教室!

(昼休みの13時〜14時、理科室にて)

3人でスタートしたクラスが、一時期は8人になり、
そして最後はまた3人になりました。

7月のある日、「ごはんをたべましたか?」という会話の練習に。
「ごはんをたべましたか?」
「はい。たべました。」
「なにを、たべましたか?」
「ぶたにくチャーハンを、たべました。」

2人でペアになって会話の練習です。

「ニャックルー(先生)は、ごはんをたべましたか?」
「いいえ。たべていません。」
「ハエッタワイ!?(なんで!?)」
「ん〜、じかんが、ないからです。」
「マイチャン!!!(なんてこったい!!!)」

日本で仕事をしていた頃の私にとって
「時間がなくて・・・。」という理由はよくあること。
(カンボジアでは、比較的ちゃんと食べています。)
たいしたことではなかったのですが、、、

カンボジア人にとって、「ごはん」はすっごく大切なもの。
『食べていないなんて!!!』と生徒3人びっくりしていた様子。

というのも、新しい理科実験棟では、やるべきことがたくさん。
棚の中の整理整頓や掲示物作り、あれもこれも、、、と思っていると
お昼の時間を過ぎてしまう。そうこうしているうちに、生徒がやってくる。
という日々だったのです。(でも、なぜか仕事は進んでいません。)

翌日、いつものように理科室にいると、、、
「にゃっくる〜!!」
あれ?時間よりだいぶ早いけど?と思ったら、

『ゴ ハ ン ヲ タ ベ マ ショ ウ!』
『イッ ショ ニ!』

じ〜ん。。。(感激)
優しい生徒たち

卒業式を目前に控えた最後のにほんご教室の日、
お礼に「にくじゃか」と「おこのみやき」をごちそうしました。
(組み合わせ、悪い!?)


そして彼ら、
「にゃっくる〜、わたしたちがそつぎょうしても、
 ゴ ハ ン ヲ 、ちゃんと食べてくださいね。」
と・・・。

「はい。たべます。」


そんな彼らも、8月1日、養成校を卒業しました。

卒業式の後のロアム(ダンス)

写真左のムニーくん23歳。10月からウッドーミンチェイ州の先生になります。
「教科書を買っていって、これからも勉強をします。」
と、卒業式の日に涙目で語ってくれました。
努力を惜しまない彼なら、いい先生になってくれるでしょう。

また会える日を、心から楽しみにしています。



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