5月のある日、卒業を2ヶ月半後に控えた2年生の生徒から頼まれました。
「日本語を勉強したいから、教えてください。」と。
小学校の先生の給料は月40ドル〜50ドル。
副業をしなければ家族を養っていけません。
そして、語学力によって得られる収入も違います。
「じゃ、私にクメール語の正しい発音を教えてね。」
交換条件のもとで、即席にほんご教室!
(昼休みの13時〜14時、理科室にて)
3人でスタートしたクラスが、一時期は8人になり、
そして最後はまた3人になりました。
7月のある日、「ごはんをたべましたか?」という会話の練習に。
「ごはんをたべましたか?」
「はい。たべました。」
「なにを、たべましたか?」
「ぶたにくチャーハンを、たべました。」
2人でペアになって会話の練習です。
「ニャックルー(先生)は、ごはんをたべましたか?」
「いいえ。たべていません。」
「ハエッタワイ!?(なんで!?)」
「ん〜、じかんが、ないからです。」
「マイチャン!!!(なんてこったい!!!)」
日本で仕事をしていた頃の私にとって
「時間がなくて・・・。」という理由はよくあること。
(カンボジアでは、比較的ちゃんと食べています。)
たいしたことではなかったのですが、、、
カンボジア人にとって、「ごはん」はすっごく大切なもの。
『食べていないなんて!!!』と生徒3人びっくりしていた様子。
というのも、新しい理科実験棟では、やるべきことがたくさん。
棚の中の整理整頓や掲示物作り、あれもこれも、、、と思っていると
お昼の時間を過ぎてしまう。そうこうしているうちに、生徒がやってくる。
という日々だったのです。(でも、なぜか仕事は進んでいません。)
翌日、いつものように理科室にいると、、、
「にゃっくる〜!!」
あれ?時間よりだいぶ早いけど?と思ったら、
『ゴ ハ ン ヲ タ ベ マ ショ ウ!』
『イッ ショ ニ!』
じ〜ん。。。(感激)
優しい生徒たち
卒業式を目前に控えた最後のにほんご教室の日、
お礼に「にくじゃか」と「おこのみやき」をごちそうしました。
(組み合わせ、悪い!?)
そして彼ら、
「にゃっくる〜、わたしたちがそつぎょうしても、
ゴ ハ ン ヲ 、ちゃんと食べてくださいね。」
と・・・。
「はい。たべます。」
そんな彼らも、8月1日、養成校を卒業しました。
卒業式の後のロアム(ダンス)
写真左のムニーくん23歳。10月からウッドーミンチェイ州の先生になります。
「教科書を買っていって、これからも勉強をします。」
と、卒業式の日に涙目で語ってくれました。
努力を惜しまない彼なら、いい先生になってくれるでしょう。
また会える日を、心から楽しみにしています。
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