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2011/01/02

いろいろな2010年 ①


アンコールハーフマラソン&バイクレース(12月4、5日)

バイクレース(30キロ:シクロレース)に出場!
AM3:30起床
アンコールワット前まで、1時間半かけてのシクロ運び。
シェムリアップの仲間3人で、順番にこぎますが・・・
なんとこのシクロ(自転車タクシー)、
普段は飾りにしてあるものだったのでしょうか?

ペダルが重い、重い。

昔はシェムリアップでも走っていたそうですが、
今では、この街で見ることのない「シクロ」。
「え!?」と驚いた顔の人、「ジ〜」っとみつめている人、
すれ違った後、バイクで追いかけてきて並走する人。
あんまりこっち見てると、転びますよ!と言いたくなる程の注目度です。

夜明けとともにスタート!!

マウンテンバイクにヘルメットで完全装備のバイカーだらけです。
遺跡眺めながら、優雅にシクロレース!
と、思っていたのが間違いだったようで・・・

辛い、辛い。(誰もいない)

途中、、、
・ペダルが破損、自力で修復!
・大会委員が、「リタイヤするか?」とトラックで並走!
 「しない!大丈夫!」と言っても心配なのか、待っている。
・お土産売りの子供たちが、笛を売ろうとしてくる!
 (私たちのシクロ、その程度のスピードなんですね)
・観光中の欧米人に、遺跡の場所を聞かれる!
 (レース中に見えない!?カンボジア人に見える!?)

それでもなんとか、気力で乗り切り
(自分で出場したいって言ったんですから)

ゴーール!!

2010年 アンコールワットバイクレース
記 録:シクロレース2位!(シクロ出場 2チーム中)
タイム:約5時間(スタートからゴールまで、待っていてくれたシェム隊が記録)

なんとか無事終わった、後は家に帰るぞというところで
また、ペダルが破損(今度は自力で修復不可能)
近所の自転車屋さんに相談し、溶接でしっかり修理してもらいました。

昔シクロの運転手だったという自転車屋のおじいちゃん



アンコールハーフマラソンに出場!(翌日)

AM4:00起床、自転車でアンコールワット前へ。

21キロを、完走しました。
「歩くくらいなら、倒れてやる!倒れるまで走ってやる〜!」と。

途中、走っている私と、歩いている足長欧米人の速度が同じでしたが、
一歩も歩かずに走りきったことが、何よりも嬉しかったです。

もうダメだ〜と思っても、
沿道からハイタッチを求めてくる子供たちとタッチをすると、
疲れを忘れる、エネルギーをもらいました。(一瞬ですが)

ラスト3キロ、バイヨン前では、日本人が太鼓を叩いていました。
これまた、ズンドコドッドーのリズムで、
足がふわっふわっと、軽くなったような気がしました。

走りきりました!


正直に言うと、前日のシクロレースの方が、辛かったんですが。


このハーフマラソン&バイクレースはチャリティーイベントで、
マラソンは有森裕子さんが代表を務める団体主催です。
有森さん、忙しそうにお仕事されていました。
そして、「猫ひろし」さんも出場!
ハーフマラソン第3位!とっても速かったです。

来年は10キロに出場しようかな、と思っています。
日本から出場希望の方、ぜひご相談ください。


2010/11/16

1日の始まり




カンボジアの朝

ひんやりとした空気に

朝もやけの街



カンボジアの朝は早い

コッケコッコーと 鶏さん

川で洗濯をしている お母さん

向かいのあの子は 道ばたを掃き掃除

あっちからは 細い煙があがってる

朝ご飯の準備かな



朝の景色は

いつもと少し違う表情

ちょっぴり早起きをすると

カンボジアをまた好きになる。








2010/10/17

シェムリアップならでは


休日、アンコールワットへ

古代のクメール文字


ガイドブック(地球の歩き方)を手にして、
壁画をひとつひとつ本当にじっくりと、丹念に見て回って2時間半。
遺跡のちょうど真ん中あたりで、疲れて腰を降ろしました。




「ニャックルー!(せんせーい!)」
気がつくと、目の前に見たことのある女の子たち。
そう、教員養成校の生徒が3人が、ニコニコして私の前に立っていました。

「あれ?私、寝てた?」

時計を見ると、もうすぐ4時半!?
アンコールワットに入ったのは、確か1時…。

「あれれ?私、かなり眠ってた?」

私もびっくりしましたが、生徒もびっくりしたことでしょう。
ケラケラケラケラ笑いながら、残り半分の壁画を早歩きで見て回りました。
寝起きで記念撮影

壁画の前でアプサラ(踊り)ポーズ

夕日に映えるアンコールワット




アンコールワット滞在時間5時間(睡眠1時間含む)

『 世界遺産 で 昼寝 』


シェムリアップならではの、贅沢な時間でした。


2010/08/22

歴史を学ぶ


カンボジアには、遺跡がたくさんあります。
有名なアンコールワットに行く前に、
ここの歴史を、もう少し勉強したいなあと思っています。

休日に、日本の遺跡調査団に同行させてもらいました。
シェムリアップから、東へ数10キロ、
観光客が一人もいない、ある遺跡に到着。
              
測量、スケッチ、遺跡の模様の確認、、、

「まず、崩れてしまっている現状をしっかり記録して、
 その後で、以前の形をつくり出すんです。」

アンコール遺跡群の発掘、調査、修復には
様々な国の人が関わっています。
そして、日本も大きな役割を担っているようです。

「この国の人が、貴重な遺跡を正しく理解して、
 守っていくことができるように。」
さまざまな想いが働いていることを感じます。

森の中で見つかったこの遺跡は、
大自然の、木々の力で崩れてしまったそうです。

「ここが参道で、ここに門があって、ここに回廊、
 そこにはお祈りをする場所、そして、あそこが本堂。
 ね、面白いでしょう?」

ガラガラと崩れ落ちている大きな石たちを指差して、
まるでそれらが見えているかのように話をしてくれました。


自分の勉強不足が残念でなりません。
私には、ただただ神秘的に見えるこの崩れ落ちた遺跡も
歴史を学び、遺跡を愛している彼らには
どんな風に見えているのでしょうか、感じているのでしょうか。

少し離れた場所から、そっと目を閉じて
数千年前に、ここで生きていた人たちのことを想像してみると
鳥のさえずりや、木々がサワサワ揺れる音がやけに大きく聴こえてきます。
お経の声や、多くの人がお参りに来ている賑やかな様子が思い浮かびます。


”歴史を学ぶって、なんてロマンチックなんだろう”
と、浅い感想を持ってしまう私。

観光客が一人もいない、この遺跡。
歴史を学んでから、もう一度訪れたいなあと、思います。