2010/08/22

歴史を学ぶ


カンボジアには、遺跡がたくさんあります。
有名なアンコールワットに行く前に、
ここの歴史を、もう少し勉強したいなあと思っています。

休日に、日本の遺跡調査団に同行させてもらいました。
シェムリアップから、東へ数10キロ、
観光客が一人もいない、ある遺跡に到着。
              
測量、スケッチ、遺跡の模様の確認、、、

「まず、崩れてしまっている現状をしっかり記録して、
 その後で、以前の形をつくり出すんです。」

アンコール遺跡群の発掘、調査、修復には
様々な国の人が関わっています。
そして、日本も大きな役割を担っているようです。

「この国の人が、貴重な遺跡を正しく理解して、
 守っていくことができるように。」
さまざまな想いが働いていることを感じます。

森の中で見つかったこの遺跡は、
大自然の、木々の力で崩れてしまったそうです。

「ここが参道で、ここに門があって、ここに回廊、
 そこにはお祈りをする場所、そして、あそこが本堂。
 ね、面白いでしょう?」

ガラガラと崩れ落ちている大きな石たちを指差して、
まるでそれらが見えているかのように話をしてくれました。


自分の勉強不足が残念でなりません。
私には、ただただ神秘的に見えるこの崩れ落ちた遺跡も
歴史を学び、遺跡を愛している彼らには
どんな風に見えているのでしょうか、感じているのでしょうか。

少し離れた場所から、そっと目を閉じて
数千年前に、ここで生きていた人たちのことを想像してみると
鳥のさえずりや、木々がサワサワ揺れる音がやけに大きく聴こえてきます。
お経の声や、多くの人がお参りに来ている賑やかな様子が思い浮かびます。


”歴史を学ぶって、なんてロマンチックなんだろう”
と、浅い感想を持ってしまう私。

観光客が一人もいない、この遺跡。
歴史を学んでから、もう一度訪れたいなあと、思います。



2 件のコメント:

  1. 遺跡を見て,感じ方って人それぞれだよね。
    でも,けいちゃんの感じ方ってステキ。
    りさもイメージしたり遺跡の細かなことに
    目を向けてみようと思った。
    誰かに気付かせてもらわなきゃこんな気持ち
    持てないと思う。気付けたってことは,
    これからまだまだ遺跡を楽しむことが
    できるってことだね。気付かせてくれて
    ありがとう^^

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  2. りさへ
    こちらこそ、ありがとう。
    出会いに感謝だね。

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